お客様からご質問の多い電気の契約や、節電について簡単ではありますがまとめさせていただきました。
全ての事例を掲載しているわけではございませんので、詳しい質問などはお問い合わせにてお送りくださいますようお願い申し上げます。
オール電化などでエコキュートや蓄熱暖房機を導入されるとき、時間帯別の契約を中部電力とされるのが一般的です。
これは、電力が大きく、電気料金が高くなってしまうため、日中よりも安い深夜電力を利用してエコキュートでお湯を沸かしたり、蓄熱暖房機の蓄熱用レンガに蓄熱するためです。
時間帯別契約には3時間帯別電灯の契約と、時間帯別電灯の契約の2種類があります。
3時間帯別電灯の契約は以下の通りとなっております。
デイタイム ‥ 9時から17時 1kwh / おおよそ 32円
@ホームタイム ‥ 7時から9時・17時から23時 1kwh / おおよそ 21円
ナイトタイム ‥ 23時から翌朝7時 1kwh / おおよそ 9円
月曜日~金曜日までがこの料金で計算されています。
土曜日、日曜日、祝日は以下の通りです。
@ホームタイム ‥ 7時から23時1kwh / おおよそ 21円
ナイトタイム ‥ 23時から翌朝7時1kwh / おおよそ 9円
1月2~3日、4月30日5月1~2日、12月30~31日この期間中も休日と同じ電気料金での計算になっています。
時間帯別電灯の契約は以下の通りとなっております。
デイタイム ‥ 9時から23時 1kwh / おおよそ 21~27円
ナイトタイム ‥ 23時から翌朝7時 1kwh / おおよそ 9円
デイタイムの料金が変動しているのには訳があり、その月に使用した電力量によって、中部電力の料金請求金額が変わるためです。月曜日~日曜日までがこの料金で計算されています。
土曜日、日曜日、祝日も同じです。
夜の11時から、翌朝の7時までの時間帯のことを深夜電力と言います。
深夜電力が安い理由は、夜間は日中に比べて全体の電力使用量が少ないため、その間に電力を使用してもらいたいという狙いと、日中よりもはるかに安い電気料金の設定のため、電力使用量が大きな機器を使用するのに最適な時間帯とされています。
電気温水器やエコキュート、蓄熱暖房機の主動作を深夜に設定してあるのはこのためです。
ですので、温水器やエコキュートの沸きまし機能や、蓄熱暖房機の再加熱等の動作を日中に行うと電力使用料が大きいので、電気代が増えてしまいます。
深夜電力は、安く使いやすい電力となっているのです。
ただし、深夜電力を主に使用する機器がない場合は、この契約をすることができません。
kwh とは キロワットアワー と読みます。
1kwh とは、kw(キロワット) と h(アワー) を乗算したもので、電力×時間のことになります。
k(キロ) とは、単位で考えると 1000の位 ですので、例えば 500w(ワット)ならば 0.5kw(キロワット)
となります。
つまり 500 ÷ 1000 = 0.5 となる計算です。
もうひとつ例をあげてみます。
消費電力が 60w(ワット) の電球が 10個あって、これを6時間点灯したと仮定します。
この場合の、消費電力量 w(ワット) は、以下の様に計算できます。
60w × 10個 = 600w ここまでが電力量です。
600w ×3h = 1800w これで消費電力量が計算されました。
これをkwhへ変換します。
1800w ÷1000 = 1.8kwh と、こういうことです。
オール電化のメリットとしてあげられるのは、最大2,100円のオール電化割引です。(税込価格)
ご家庭でご使用になっている、すべての熱源(給湯・厨房・冷暖房など)を電気機器にしていただくことで、ひと月の電気料金から5%割引するというものです。
ただし割引には上限があり、最大で税込価格2,100円までが上限です。
※全電化住宅割引(オール電化割引)の新規ご加入の停止について。
全電化住宅割引(3時間帯別電灯)への新規ご加入につきましては、2016年(平成28年)3月31日をもって停止します。
2016年(平成28年)3月31日時点でご加入いただいているお客さまは、引き続き、同様の割引をしていただけるとのことです。
今後は新規でのオール電化割引が停止されてしまうため、今後オール電化にされた場合のメリットはないかもしれません。
マイコン型蓄熱機器割引・5時間通電機器割引への新規ご加入は終了しました。
2015年(平成27年)3月31日をもってサービスは停止していますので、今後新規契約での割引はできなくなるとのことです。
2015年(平成27年)3月31日時点でご加入いただいているお客さまは、引き続き、同様の割引をして頂けるそうです。
夜間蓄熱式機器(エコキュート・電気温水器・蓄熱式電気暖房器など)それらが中部電力の認定するマイコン型の機種であった場合、機器の容量に応じて適用される割引がありました。
さらに詳しく知りたい方は中部電力ホームページをご覧ください。
アドレス「http://www.chuden.co.jp/index.html」です。
給湯機などを買い替えの際は、お近くの中部電力まで必ずご連絡ください。
マイコン型蓄熱機器というは、マイコンにより自動的に給水温度と残湯量を検知して、通電時間を制御するタイプの電気温水器や、同様の機能を有する蓄熱式電気暖房器などのことです。
節電の基本となるのは、無駄な電気を使わない心構えです。
古い家電製品など、壊れないからと言ってずっと使っている場合には現在生産されている製品よりもずっと電気の消費量が大きいな場合もあり、10年以上使用されている場合には省エネ家電への買い替えも一つの手となります。
長時間照明を点けているばしょでは白熱電球をLED電球に交換したり、リビングなどのみんなが集まりより多くの時間照明を点灯させている部屋の電気をLED照明に変更したりするのが良いと思われます。
「LEDだから明りを点けっぱなしにしていても大丈夫。」
決してそんなことはありません。
LEDも数多く使用すれば消費電力も大きくなっていきますし、LED一体型の照明器具によっては蛍光灯の器具と消費電力がほとんど大差のない製品すらあるのです。
購入前に調べて購入することでLEDの節電効果をより一層引き立てることができると思いますので、ご自身で照明器具を購入検討されている方はその点に気を付けて頂くと良いと思います。
さらに、無駄な電気を使わない方法として、使っていない家電のコンセントを抜いてあげるだけで、機器の待機電力を省けます。
携帯充電器などは交流を直流に変換しているので、刺さっているだけで電気を使用してしまっているのです。
冷蔵庫には温かいままの食品を入れない、詰め込みすぎない。
暖房便座の節電モードの活用。
掃除機のごみパックをこまめに変える。
洗濯物のまとめ洗いなどなど。
細かい節約が集まると以外にも多くの電気を節電する事ができる様になります。
冬季期間は電気を熱に変える電気製品を多く使う上、水道管などの凍結防止ヒーターも動作をはじめます。
この凍結防止ヒーターというものは水道管を凍結から守るとても大切な機器なのですが、実はちょっと曲者なのです。
外気温度のセンサーが4℃(±5~10℃)程度になると電気を通電し始め、早い段階から電気の消費が始まります。
秋口など、日中暖かい時間帯はスイッチがOFFなのですが気温が下がる朝晩は朝までスイッチONなんてこともあります。
電気代のことだけを考えると凍結防止ヒーターを使いたくなくなるのではないかと思いますが、凍結して水道管破裂の原因になります。
水道管が破裂してしまうと節電どころの話ではなくなりますのでおやめください。
ということで、導入すると電気代も浮かせて水道管も凍結させにくい良い製品をご紹介させていただきます。
それが [節電太郎] という商品です。
凍結防止ヒーターとコンセントの間に差し込むだけのポン着け商品ですが、その効果は侮れません。
電流を定期的に流し、ヒーターを常時フル活動させないよう制御して節電させる仕組みの物です。
ただし、寒冷地では凍結してしまう恐れもありますので、どの地域でも同じ結果が得られるというわけではございませんのでご了承ください。
融雪関係の機器でも、雨樋ヒーターや融雪装置の設定や制御盤の組み込みで電気を節電できる方法もございます。
詳しくはお問い合わせください。