FF式ヒーターとは、室内に設置する暖房機内で部屋の空気を暖め、排気だけ屋外に排出するという暖房機になります。
移動式ではなく固定式になり、排気を屋外に排出するための煙突を設置しなくてはなりません。
燃焼するための給気と排気を煙突で行うため、煙突は排気しても問題の無い様な広い空間に出す必要があります。
温水暖房は温水(温めた不凍液)を循環させ、その温まった空気を室内にファンで送り出すものです。
室内にある空気を温めて循環させるだけなので匂いも気になりません。
室内置きのタンク式ストーブとは違い、屋外タンクからの自動給油になりますので油切れしてタンクを持って移動する手間もありません。
※屋外タンクには給油が必要になります。
※給油方式がタンク式(カートリッジ)タイプの製品もございます。
使わない期間、片づけるという事ができない室内と完全一体型の設備になります。
FF式ヒーターにつきましては、排気筒が可燃物に接触せず安全に排出できる場所への設置になります。
電源100V(ボルト)が必要となりますので、事前にお客様と打ち合わせをして電源がない場所への施工の場合には配線工事も同時に行います。
室外には燃料の灯油を入れておくタンクを設置する場所が必要になります。
既存の灯油配管がある場合はそれを流用し、無い場合には新規での配管、分岐が必要となります。
排気筒の排気と給気が安全にできる場所への設置が絶対条件となりますので、危険と判断した場合には取り付け場所を変更させていただく場合があります。
灯油タンクの設置、灯油管の配管、ヒーター本体の設置からすべて当社で行います。
二階や三階などへの設置の場合、オイルタンクから給油が自然にできませんのでオイルサーバーという機械を別置させていただくことがありますのでご了承ください。
一酸化炭素中毒事故が発生するという事例が報告されています。
パナソニック様のホームページに情報が記載されていますので、こちらをご覧ください。
FF式ヒーターの構造は内部燃焼室があり、点火がしにくくなった、燃焼状況がおかしいといった不具合がある場合にはユニットの交換で対処できる場合があります。
基盤交換という方法もありますが、基盤の交換で直る可能性はかなり低いと言えます。
当社で直接取り扱える修理部品もありますが、メーカーに直接修理依頼を掛けるのが一番確実です。
修理することで正常な動作に戻る可能性がありますので、不調がある場合は修理の依頼も承ります。
修理依頼につきましては、現地での確認、説明書等の確認、症状の確認などを行い、
その上でメーカーの修理になるか、当社での修理になるかを判断をいたします。